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京都大学グローバルCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」 Event

2009年 July

研究会「グローバル化とマージナリティ」

When: 2009年7月17日(金) 13:00 JST - 18:00 JST
Event Type: 研究会
Where: 文学部新館地下小会議室
Description:

研究会 「グローバル化とマージナリティ」  主催:都市貧困研究会

 2009年度次世代研究ユニット「都市セグリゲーションと新たな親密圏の可能性」プロジェクトでは、定期的にゲストをお呼びして、都市貧困研究会を開催します。グローバル化の進展とともに「新しい貧困」や「格差社会」が問題となるなか、親密圏と公共圏はどのように再編成されていくのか。本研究会は、この問題を都市空間における社会的不平等とそこに住まう貧困層や移民などのマージナリティに焦点を当てて、グローバルな視野で追求することを目的としています。


● 報告
1 「グローバル化と社会の変容」
報告者: 内海博文 (追手門学院大学社会学部 講師)
討論者: 川野英二 (京都大学GCOE特定助教)

 個人が直面していることだけれども、一人ひとりの努力によっては解消できず、集合的な取り組みによって対処されるしかないことがらが、世の中にはたくさんあります。そして世の中には、実際にそうしたことがらに取り組もうとする多かれ少なかれ集合的な動きがたくさんあるし、そうした動きにかんする研究も数多くあります。ですが、同時にそうした動きや研究には、意外なほど、特定の場所や特定の領域にとどまりがちな傾向があるように思います。場所や領域をこえたよりひろい連関の形成がむずかしくなると同時に、そうした連関なしには十分な集合的対処もできなくなる。それが「グローバリゼーション」といわれる時代ではないか。「社会」という概念とそのリハビリテーションをつうじて、そんなことを考えてみたいと思います。

2 「フィリピン・タイの都市貧困問題と国際的ネットワーキング」

報告者: 木場紗綾 (神戸大学国際協力研究科 博士後期課程)
討論者: 日下 渉 (京都大学GCOE研究員)

 数年間にわたり調査を続けてきたフィリピンの都市スラムの運動の事例を中心に都市貧困層の「運動」を論じます。アジアの都市貧困運動のなかには、70年代に首都マニラの都市貧困地区トンドで始まったシカゴの活動家アリンスキ―型の居住運動から発生した国際ネットワークに現在も強く関わっているもの、また、G-CAPや世界社会フォーラム、債務帳消し運動などの新しいグローバルな運動と結びついているものも多くみられます。スラム住民が「グローバルな運動」と具体的にどのように接点をもち、どのように問題を捉えているのかを考察したいと考えています。

3 総括討論

 

● 場所: 京都大学文学部新館 地下小会議室
● 時間: 13時から18時まで

※ 参加はフリーですが、会場の都合上参加される方はあらかじめ以下までご連絡ください。
kawanoeiji0[atmark]gmail.com

2009年度次世代研究ユニット「都市セグリゲーションと新たな親密圏の可能性」プロジェクト
代表幹事  川野英二 
(京都大学文学研究科GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」特定助教)